一般的に知られていることわざではなく、あまり知られていないちょっとマニアックなことわざを中心に掲載しています。
けっこうためになるモノがあったり、えっ!こんなことわざがあったの?など新しい発見がありまよ。

ことわざとは

ことわざ(諺)とは、鋭い諷刺や教訓、生活の知恵や、一般的な真理を短くいいあらわしたもので、 多くは民俗学にねざしており、口頭伝承によってつたえられてきました。 ことわざは、観察と経験そして知識の共有によって、長い時間をかけて形成されたもので、簡潔で覚え やすく、また、真実を言い当てています。 日本のことわざには、日本で発生したものや単なる語呂合わせなどがあるが、仏典・漢籍・英文学・聖書など国外の原典に由来するものが日本独自のものと誤解されているものも多い。特に中国古典の具体的な物語等から派生した言葉は故事成語という。 中国のことわざには官吏への批判や不満がたくさん書かれています。またキリスト教文化圏では、聖書や賢人の言葉などの教訓的なものが多く聖書からたくさんのことわざが生まれていたりと、ことわざはその国の文化や、そこで暮らしている人々の思いなどが反映されています。

ことわざの特徴

「能ある鷹は爪を隠す」と「空樽は音が高い」、「悪は延べよ」と「善は急げ」など 反対の意味をあらわすものや「一挙両得」と「一石二鳥」、「釈迦に説法」と「河童に水練」 など同じ意味をあらわすものが非常にたくさんあります。
「花より団子」「畳の上の怪我」「夏の虫 氷を笑う」など 一見すると結びつかぬ二つのものの間を対比させているものもけっこうあります。
「ならぬ堪忍 するが堪忍」「短気は損気」「昔千里も今一里」「目には目を 歯には歯を」など のように韻をふんだり、五五,五七,七五,七七調になっていて語呂がよく耳に入りやすい ものもよくみかけます。